英語の長文がいまいち理解できない!
英語記事を読んで情報収集しないといけないのに英語がわからない!
英語のメインの学習でありながら、点数が伸び悩んでいる、うまく読めないといった悩みを抱いている人もいるのではないかと思います。
そこでこの記事ではセンター試験で満点、IELTSでReading 7.5(TOEFLのようなもの)を取った筆者がリーディングの勉強法について解説していきます!
リーディングは英語学習の基本
まずリーディングについてですが、私が留学に向けて勉強している中で感じたことはやはりリーディングは英語学習の基礎であるということです
例えばリスニングではそもそも流れてくる音声はスクリプトであるため、音声を聞き問題を解く背景にはリーディングが存在します。
またライティングやスピーキングもまず設問を理解するということ、そして書く、話すということも読むということの延長線上にあると感じます。
なのでまずはリーディングをある程度進めることがそのほかの技能向上への土台へと繋がるので正しい勉強法を学びましょう!
やってはいけない勉強法
それではまず初めにやってはいけない勉強法についてご紹介します!
短文を読む練習をしてない
まず初めに私が言いたいのは短文を読む練習をしていないということです。
これはどういうことかというと、長文を読んで読解力を上げるのではなく、まず1文を正確に意味をとらえる練習をしようということです。
今まで大学受験生に英語の勉強を見てきましたが、いきなり長文の学習を行うと必ずと言っていいほど1文の意味を見落とします
その原因としては長文の全体の意味を取ろうとするあまり、1文を読むことをないがしろにしてしまい、その結果徐々に文章全体の理解度が下がっていってしまいます。
ですのでまずは1文の理解を正確に、そして早く行えるようにしましょう
単語を知らない ~類推に頼るな~
2つ目のやってはいけないことは単語を全く勉強せずに読むことです。
英語の長文を読むときに時折大事だといわれることは、「わからない単語は類推しろ」ということですが、それを勘違いをして単語の勉強をないがしろにしてしまう人がいます。
ですが単語は知っていればいるほど読解の能力は上がります。
単語を知っていれば1文の把握が速くなり、単語を知っていれば文章に対する理解度も深くなりといいことずくめです。
ですので単語は絶対にないがしろにせずにリーディングの学習を行ってください!
文法を知らない
最後のやってはいけない勉強は文法の勉強をしないことです。
学校の授業では文を読む前に文法を一通り勉強したはずですのである程度分かっているかもしれませんが、それだけでは足りません。
基本的な文法がわかっていると90%くらいの分は文法の問題はなく学習することができます。
ですがそれでは網羅しきれていない文法事項や語法などは学習するにつれて少しずつ現れ、蓄積していきます。
これらを「たまにしか出てこないから勉強しなくていいや」としてしまうとあまりにももったいないです。
ですから文法も常にアップデートされるということを念頭に入れて学習しましょう。
勉強法
ここからは効果的な、効率的なリーディングの勉強方法について解説します。
短文からはじめる
私個人の意見としてはこの短文の学習が最も効果的で一気に長文の学習が効率的になる学習だと思っています。
この短文の学習とは何かというと、やってはいけない勉強で取り上げた短文を読む練習をしていないということとつながります。
つまり、まずは1文を正確に読めるようになるということです。
これは簡単なものから和訳問題として出題されるような難しい文まで様々な難易度の文があるのでそれらを効率的に学習し、似た構造の文が長文で出てきてもすぐに読めるようになるという学習になります。
この学習段階では英語を英語で読むといったことは考えずに、問題の文章を完璧に和訳できることを目標として学習することで難しい構文の英語を理解できるようになっていきます。
精読
短文の勉強を数回続けて、難しい構文でも8割ほど読めるようになったと感じたら長文の勉強へと移行します。
この段階では単純に一文を読むだけではなく、前後の文脈を読み取っていくことが大事になります。
例えば指示語や接続詞といった前や後の文をつなぐような語を正しく意味を取れるか、また前の段落や後の段落の結びつきを理解して大切な部分を取捨選択してきちんと読めるかといった練習をすることが目的となります。
このように短い文章ではなかった文章の「流れ」や「抑揚」といった単語や文法以外の読解に重要なところを読む練習を行いましょう。
また復習にも時間をかけることが大事になります。
わからない単語や文章を理解することも短文で勉強したことの幅を広げるために重要なこととなります。
具体的に私がやって効果があったと思うのは、「自分だけの読めなかった文集」を作ることです。
少し大変ですが読めなかった文章を一つのノートにまとめて、そこに解説を書き込んでいきます。そのノートを時折見返すとどういった文が読めなかったのか、どうして読めなかったのかの復習が容易にできるようになります。
この精読では一文を、一文章を助けなしで理解できるようにじっくり読み、そして100%理解できるように、わからないところがないように復習をしましょう!
音読
精読ができましたら、ここからさらに英文への理解度を高めるために音読を行いましょう!
音読の目的は英文の理解スピードを速くするためにあります。
精読を重ねることで英語を正しく理解する練習は重ねることができますが、それだけでは素早く英語を読むことはなかなかできません。
そこで一度読んだ文章を音声とともに繰り返し音読をすることで徐々に音声のスピードで英文が理解できるようになっていきます
リーディングができるようになるための参考書ロードマップ
ここからはどのような参考書が学習に効果的なのかについてご紹介していきたいと思います!
ここでは 短文・入門編→短文・実践編→長文・入門編→演習編 と4つに分けて解説していきます!
学んだ文法を読解に活かす
まずは短文学習の入門編です
このセクションで大切なことは2つ
- 文法の復習にもなるような基礎的なモノを選ぶ
- 難しい単語や構文を多くは扱っていない簡単めのものを選ぶ
この2つが大切になります
おすすめの参考書は「肘井の読解のための英文法」「基本はここだ」「英文解釈の技術70」などです!
これらは基礎的な参考書で学習しやすいものとなっていますが、学習する際は1つ1つの学習事項を丸覚えするくらいのつもりで学習しましょう。
それだけここで学ぶことは基礎であり、地盤ともいうべき内容になるので簡単といって手を抜かず、自分がわかるところ分からないところを区別して学習するようにしましょう!
難しい短文を読めるようになろう
基本を学習できたと感じたら、難しめの文章を扱っている参考書を取り組みましょう
おすすめの参考書は「英文読解の透視図」「英文熟考」といったところをあげたいと思います!
これらの参考書は1ステップ前からすると単語や熟語が幅広くなって難しいだけでなく、構文的に読みづらい文章がたくさんになってきます。
難しさに辟易してしまうかもしれませんが、そこで我慢強く日本語訳をする練習をしましょう。
ノートに書いても、頭の中で訳してもどのようにでもいいので、「ほかの誰にでも」「意味がすぐに分かる」訳を目指して日本語訳を実践して練習してみましょう。
長文を読むときの心構えを知る
難しい構文でも単語や熟語がわかればある程度意味がとれるようになったら長文の学習へと進みましょう!
英語は日本語よりもロジカルな言語なので、接続詞や段落のつながりなどが普段日本語を読むよりも重要な意味を持ちます。
接続詞といった長文を読むときに重要なことを学ぶものとして「パラグラフリーディングのストラテジー」や「The Rules」といった教材を用いるとよいでしょう
これらの参考書でまずは長文を読むときのルールを学びましょう。
とくに長文でよく使われる「接続詞」や「接続語」をすべて覚えるようなつもりで学習しましょう。
これらの単語を覚えるだけで本文の流れを簡単にわかるようになり、長文学習の効率があがります!
じっくり演習
ここまでくればあとは長文をたくさん練習することに集中できます
教材としては
- 大学入試の過去問
- 検定やテストの問題集
- 英語のニュースサイト
こういった自分の目標にあった英語学習教材を使うことで、目指すべきレベルと自分の現在のレベルとの違いが明確になり、効果的な学習ができるようになります!
総合的に学ぶことで飛躍する
リーディングの学習方針についてはイメージできましたでしょう?
リーディングの学習は4技能の学習の中で基本のものとなりますので、積極的に取り組んで英語が得意になってください
また英語が読めるようになると海外のニュース記事であったり、海外のサイトも読めるようになり情報収集の幅が広がり、さらにいろんな学習ができるようになります!
またリーディングだけでなくリスニングやライティングなど様々な技能を勉強することで英語をより多角的に学習でき、能力を飛躍的に上げることができます!
以下にリスニングの勉強方法についての記事のリンクを載せておきますので、勉強法を理解してぜひ学び続けてください!
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