「どんなに時間をかけても英語が話せるようにならない!」
「学校での英語は話せるようにならない」
英語が話せるようになりたいのに、一向に話せるようにならず、どうすればいいか分からないという方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこでこの記事では、スピーキングができるようになるために必要なことについて解説したのち、おすすめ練習法について英語力別で解説します!
さらにはスピーキングを練習するときのコツについてもお教えします!
スピーキングの基礎知識
まずはじめに、スピーキングの練習を始める前に最低限身に着けておきたいことに解説していきたいと思います!
これから紹介することを少しでも勉強しておくと、この後の学習がグッと楽になるので、あまり気にしたことのないものがありましたらぜひ学んでみてください!
私が思う大事なものは以下の4つです!
- 発音・アクセント
- 単語
- 文法
- リスニングとリズム
発音・アクセント
まず最初に大事なことは、発音とアクセントです!
以前はセンター試験の問題にもありましたが、発音は母音や子音の組み合わせによる音、そしてアクセントは音の強弱を表します。
学習を続けるうえで何となく身につくものですが、いままで気にして事のない人はぜひ取り組んでもらいたいと思います。
正確に発音できるようになると、自分が話したいことがストレスなく、誤解なく伝えることができるようになり、結果的に英語スピーキングのスキルを向上させることができます!
単語
続いて大事なものは単語です!
言わずもがなですが、単語を知らないことのデメリットは「思ったことが伝えられなくなってしまう」ことです。
伝えたいことがあるのに伝えられないと、会話どんどんもどかしくなってしまいます。その一方でたくさんの表現を知っていると、言い換えることが難しいことや細かなニュアンスをまるで日本語を使っているかのように伝えられるようになります。
英語の単語の意味・発音・アクセント・使い方を適切に使用することで、英語スピーキングのスキルを格段に向上させることができます!
文法
3つ目に大事なことは文法です。
英語のスピーキングは「リスニング」したうえで即座に「ライティング」し、声に出すということに分解できます。
このとき文法ができないと「ライティング」がままならず、単語の羅列で話さざるを得なくなってしまったり、正しい文法を使えないがゆえに違った意味でとらえられてしまい、その結果コミュニケーションが取れなくなってしまいます。
気持ちよく話すためにも中学生レベルの文法を最低限確認しておきましょう!
英語のリスニングとリズム
最後に紹介するのがリスニングとリズムです。
これは私がIELTSのスピーキング対策をしているときのことですが、一番問題になったのが、「試験官の質問を正しく理解できないため、適切な解答ができない」ということです。
楽しいコミュニケーションをするためには自分が「正しく話せる」だけでなく、「正しく聞ける」ことで話すだけでない、スピーキングができるようになります。
そのためにぜひ慣れておきたいのが「英語のリズム」です
英語のリズムは、単語のアクセントや音節の強弱、文のリズムなどの要素があり、英語のリズムを正確に理解し、適切に使用することで、英語スピーキングのスキルを向上させることができます。
このリズムを知らないデメリットは以下のようなものがあります!
- 発音が聞き取りづらくなる
- アクセントが不自然になる
- 話すのが遅くなる
円滑なコミュニケーションをするためにもリスニングとリズムに慣れておきましょう!
「発音・アクセント」「単語」「文法」「リスニングとリズム」に慣れておくとスピーキングの時に苦労しない!
スピーキングの練習方法
スピーキングに必要な下準備が整ったところで、具体的な練習法を段階別で見ていきましょう!
ここでは”①初心者向け②中級者向け③会話を目指して”と3段階に分けそれぞれでできる練習方法について解説していきます!
初心者向けの練習方法①音読
まず初めにご紹介するのは英語練習の王道である音読です。
音読は文章を口から出して読むことで、インプットとアウトプットを同時にできる、スピーキング能力を高める上でとても効果的なトレーニングです。
音読をすることで発音・アクセント・リズムの練習をすることができ、よりきれいで相手に伝わる英語を話すことができます。
練習方法
使用する教材は音声つきのものを選び、正しい発音・イントネーションで読めるようにしていきましょう。この時に知らない表現は1つでもいいので覚えていくと将来的にたくさんの表現が覚えられるようになります!
何度か同じ文章を音読して慣れてきたら、オーバーラッピングを行うのもおすすめです。
初心者向けの練習方法②リピーティング
続いてはリピーティングです!
リピーティングは、「英語の音声を聞く→音声を止める→聞こえた音声をそっくりに真似て発話する」を何度も繰り返すトレーニングです。
この練習方法ではまず初めに話す表現をあらかじめしっかり理解したうえで、発音・イントネーションを音声とそっくり真似ることでより効果的な練習となります。
練習方法
私がおすすめするのは短い文章を使うことです。
約10単語くらいの1文を内容を完全に理解したうえで、繰り返していきましょう。このときに少しワードを変えた表現も一緒にやると、より文法や表現に慣れることができるためおすすめです!
これにより新しい表現を覚えること、つまり「フレーズ暗記」ができ、新しい表現をどんどん使えるようになります!(フレーズ暗記)
中級者向けの練習方法①シャドーイング
ここからは中級者向けの練習です!まず初めにご紹介するのがシャドーイングです。
シャドーイングはリスニング練習の定番ですが、スピーキングにも応用できます!英語の音声にすこし遅れて発話していく練習です。音声の後に影のようについていくことからシャドーイングと呼ばれています。
発話しながら内容を理解することで、英語を英語のまま理解できる、つまり英語脳を鍛えることができます。また音声についていくことで、スピーキングをより流ちょうに話せるようになる効果も得られます。
練習方法
まず教材はできるだけ慣れた文章を使用しましょう。たとえばリスニング問題で練習したものを使うとよいでしょう。
その文章の音声を流し、それに重ねるように、音声のスピードに合わせて発音していきましょう。
この時に意識すべきことは「意味を理解しながら」発音することです。ただ音を追いかけるのも発音の練習になりますが、意味を考えながらやることで、「話したい事」と「英語での言い回し」をダイレクトにつなげられるため、よいスピーキングの練習になります。
より詳しい方法については以下の記事で解説しているので、ぜひ見てみてください!
中級者向けの練習方法②独り言英作文
中級者向けの練習方法の2つ目は独り言で英作文をすることです。
独り言のメリットとしては①好きなことを話せる、②間違えても恥ずかしくない、③文字という視覚情報に頼らず英文をつくる力を鍛えられることにあります。
会話を始める前の予行練習として最適です!
練習方法
一般的なものは「自分が見たものを英語にする」ことです。歩いてる時の風景や、電車に乗っているときの前の人のしぐさを説明するようにしてみると意外と話せないことが多いです。
また1人で会話を行うのもよい練習になります。質問文を考えて、それにこたえることを繰り返すことで話し手、聞き手の両方を練習することができます。
この時に大事なのが、いつでも翻訳アプリを確認できる状態にしておくことです。
少し粘って思いつかない表現があった時はすぐ確認しましょう。
話せない表現はあなたにとって「上達への宝の山」ですので、どんどん翻訳して新しい表現を覚えていきましょう!
中級者向けの練習方法③英会話アプリ
中級者向けの練習方法の最後は英会話アプリです。
近年の生成AIの進歩により英会話練習も大きな転換を迎えています。それはAIとの会話です!
月額料金はかかってしまいますが、オンライン英会話をするよりも安く、英語でのやり取りを練習することができるようになりました!
アプリを効果的に使うことで、スピーキングへの自信を身に着けていきましょう!
練習方法
練習方法はシンプルに、「たくさんAIと会話しよう」です
やはり英会話も練習、数が大事ですので、たくさん会話してどんどんスピーキングに慣れていきましょう
会話を目指して①英会話レッスン
最後は会話を目指してということで少しレベルの高い練習方法について解説します!
まず初めは英会話レッスンです。
英会話レッスンを受けることで、ネイティブスピーカーとの会話を通じて、英語のスピーキング力を向上させることができます。また、ネイティブから直接英語の発音やイントネーションを正確に学ぶことができ、さらなる能力向上を目指せます!
練習方法
様々なレッスンがあるため一概には言えませんが、「予習→レッスン→復習」の流れを意識するとよいでしょう!
まず予習で今度やるレッスンの表現や単語を覚え、少しだけ独り言英作文で練習しておきます。
その表現をレッスンで実際に会話の中で果敢に使ってみましょう。そうするだけでかなりの確率で表現を覚えられるようになります。
それを最後に復習することで、どういうシチュエーションで使えたかなどを確認することで、次の会話でも難なく使えるようになります!
会話を目指して②:外国人と話す
最後はとにかく外国人と話すです!!
やはり習うより慣れよであり、外国人と実際に話すと自分のできることできないことがたくさん出てきます。SNSや実際に会って、英語でコミュニケーションを取ることで、リアルな英語の会話に慣れましょう!
練習方法
まずは何も考えずに会話を楽しみましょう!
仲良くなれば、その後に「この時なんて言えばいいかわからなかったんだよね」という話をすることで新たな表現を勉強する機会が増えていくでしょう。
また会話の途中で「なんて言ったの」「それどういう意味?」と恥ずかしがらずに聞くのも大事です。相手は自分がネイティブではないことを分かっているので、やさしく教えてくれると思います!
練習法まとめ
今までご紹介した練習方法は以下の通りです!
- 音読
- リピーティング
- シャドーイング
- 独り言英作文
- 英会話アプリ
- 英会話レッスン
- 外国人と会話
自分にできそうな練習から徐々に始めることで、レベルアップしていけます!
ぜひ最後の外国人と会話するところまで登ってみてください!
また言語をマスターすることについて話したTED(世界的なプレゼンショー)の動画もありますので、ぜひ参考にしてみてください!リンク
スピーキングを上達させるコツ
ここからは今まで話した練習方法をするときに気を付けるべきコツについて話していきます!私が紹介するのは以下のことです!
- 英語を話す習慣を身に着ける
- 感情をこめてネイティブが話してるように話す
- スピーキング以外も英語に触れる
上達するためのコツ①:英語を話す習慣を身に着ける
まず初めは話す習慣を身に着けることです!スピーキング上達にはやはり英語を話すことができる環境を作り、毎日少しずつでも英語で話す習慣を身につけることが大切です。
英語を話す機会を増やすことで、自然な英語を話すことができるようになります。
例えば、英会話スクールやオンライン英会話、英語のサークルなどの環境に身を投じることで、話す環境が得られます。そこで英語での自己紹介や、日常会話をすることでみるみる上達していくでしょう。
実際に私も英会話アプリで毎日会話の練習をしたら、自然と英語が口から出るようになり自信がついてきたので非常におすすめです!
上達するためのコツ②:感情をこめてネイティブが話してるように話す
スピーキングを上達させるためのコツの2つ目は感情をこめてネイティブが話してるように話すことです。
スピーキング力を上達させるためには、感情をこめてネイティブが話しているように話すことが大切です。これを意識することで、ネイティブが話すようなリズムやイントネーションを身に着けられます!
また感情をこめて話すことで、相手に伝わりやすい英語を話すことができます。自分が話したいことをまとめて、感情をこめて話すことで、練習の時の無機質ではない英語を身に着けられます!
上達するためのコツ③:スピーキング以外も英語に触れる
最後のコツとして伝えたいのは、スピーキング以外も英語に触れることです!
スピーキング力を上達させるためには、スピーキング以外にも英語に触れることが大切です。例えば、英語のニュースやドラマを聞くことであったり、英語での読書やライティングもスピーキング力を上達させるために効果的です。
日々英語に触れることで頭の中が日本語だけでなく英語も使うようになっていき、結果として英会話の時の表現力を高めることができます!
私は空き時間に好きなコンテンツを海外のYouTuberの動画で見たり、Courseraをつかって自分が学びたい分野を学習したりしています!このCourseraについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
一番大事なスピーキングを上達させる要素
最後に私から英語を上達させるために必要なことをお伝えしたいと思います。
それは毎日短時間でもいいので練習することです。
英語を話すことに慣れるためには、どうしても毎日短時間でもいいから練習することが大切となります。
例えば、毎日10分だけでもアプリやレッスンで話すだけでも全然違いますし、独り言で30分毎日練習していたら1か月ですぐ上達するでしょう。
ですが一方で少しさぼると、どんどんサボっていき最終的に全然練習しなくなってしまうこともあり得ます。そうなるとドンドン下手になっていき、いざというときに話せなくなってしまいます。
私もIELTSの試験が終わり何もしなかったら、いざ外国人と話すときになり全く話せなくなっていてとても悔しい思いをしたので今現在、スピーキング練習中です笑
ある程度英語ができるようになってもこのようになってしまうので、自信をもって話せますといえるようになるまでは、1日10分でもいいので朝起きた直後や寝る前、お風呂に入ってる時にでもぜひ練習してほしいと思います。
皆様の英会話ライフが素晴らしいものになることを陰ながら応援させていただきます!
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