リスニングの問題やってて必ず聞こえない単語があって解けない!
音声聞いてても聞けるようになった実感ない!
リスニングの対策をしているとこういった壁にぶつかって苦労することがあるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、リスニングができない原因について、そしてリスニングができるようになるための勉強法について解説していきたいと思います!
この記事を読んで実践すればリスニングの勉強を正しくできるようになり、それを継続すればすぐにリスニング力UPを実感できると思います!
英語が聞こえない理由
それではまず初めにどういった理由から英語が聞こえなくなることがあるかについて解説します!
英単語を知らない
まず初めは英単語を知らないということです
これはあまりにも単純で拍子抜けしてしまうかもしれませんが、留学や目指している資格があるとするならば、それに応じた単語レベルの英語を聞かなくてはなりません
その要求されている単語レベルについていけてないとそれだけで英語が聞こえなくなってしまうことにつながるので、初歩の初歩ですが忘れないようにしましょう!
英単語の音・発音を知らない
続いては単語の音や発音がわからないということです
英単語の勉強をしているときに発音は皆さん気を付けていますか?単語のスペルだけを気にして意味を覚えていませんか?
例えば簡単なhaveは普段はハブですが、have toとなったらハフトゥと破裂音じゃなくなりますよね?
このことを理解していないとどんなに英語を聞き取ろうとしてもわからずに聞き逃してしまうことにつながってしまいます
これはいろんな単語でも起こりうるので、単語の勉強をする際に正しい発音も必ず勉強するようにしましょう!
英単語の音がつながってわからない
上の単語の発音がわからないことにもつながりますが、英単語のつながりがわからないということもあります。
これはリエゾンとよばれ後ほど解説しますが、単語同士の音がつながって1語1語の発音と少し変わることを言います
これも普段のリスニングから気を付けていないと間違えてしまう原因となるので、シャドーイングなどで音声をまねしながら習得してみてください!
日本語訳をしている
リーディングの時皆さんは日本語訳しながら読んでいませんか?
その癖はリスニングを解くときにもあらわれてしまいます
ですがリスニングはリーディングのように戻り読みをすることはできないので、日本語訳しながら聞いていてもしも分からなくなったときにはもう次の音声が流れているため何もわからなくなってしまいます
このようにリスニングで一部が全く分からなくなってしまうとその先の理解度も急激に落ちて全然わからなくなってしまうので注意が必要です
文法がわからない
続いては文法がわからないです
言語はすべて文法に従って単語が並べられていきます
それが時には「この文法だからこういう意味になる」ということも起こりえます
この時にきちんと文法に関して理解を持っていないと、文法間違いで誤訳をしてしまうことで意味を取り違えてしまうことが考えられます
普段のリスニングの勉強から意味を取り違えることが多いと感じるのであれば、一度文法を見直すことをお勧めします!
聞き流しているだけで意味を取ってない
最後の理由は英語の聞き流しです
日本人である私たちは日本語を聞き流しても言葉の断片から意味を類推することは十分可能ですが、それが母国語じゃない英語だとどうでしょう?
ただでさえすべての英語が聞こえていても意味を取れないことがあるのに類推はもってのほかです
ですが音声が速いなどの理由で聞き流しをしてしまったりすることがあると思います。こういったときは普段の練習の時であれば一度休憩して、もう一度集中して音声を聞けるような態勢を整えて勉強することをお勧めします!
分法がわからないから英語が聞こえないこともあるが、英単語やその発音を知らない時や、英語が速くて聞き流していることも聞こえない理由にある
英語が聞こえない根本的な原因と対策
それではまず次ににリスニング勉強のコツの一つである「英語が聞こえない根本的な原因と対策」を3つの観点からご紹介します!
この原因は主に3つあります!
- 音が分からない
- 意味が分からない
- 文構造が分からない
これをまとめると、Sound(音)、Sence(意味)、Structure(文構造)としてこの3つの原因、キムタツ英語リスニングで言う3Sについて詳しく解説したいと思います!
Sound(音)
まず1つ目は英語の「音」です!
単語の音がそもそも分からないというのはもちろんですが、ここでは
英語の「リエゾン」
について解説します!ちなみにこの「リエゾン」は音のつながりといわれるもので、単語と単語が音でくっついて、結果的に普段知ってる発音とは異なって聞こえることです。具体的に見ていきましょう
少し古い言葉になってしまったかもしれませんが「チェケラー」という単語はこのリエゾンによって生まれた言葉です
元の言葉は “Check it out!”で「チェック イット アウト」でした
それが「チェッキタウト」となり
最後に「チェケラウ」
と変化しました。これを日本語風に言うと「チェケラー」。
こういった音をの特徴や音の連結になれるということが、一つリスニングをできるようになるために必要なことになります!
対策としては音声の発音を真似して自分でも発音をして慣れていくのがいいでしょう!
Sense(意味)
2つ目はSense、「意味」です!
人間はだれしも母国語じゃなかったり、外国語に堪能でないなら知らない単語や表現は聞き取れないものです
例えば“up”, “in”, “the”, “air”の4単語。それぞれの単語の意味は簡単ですが、“up in the air”になると「空の上に」という意味なのでしょうか?
実際は「上空に」「宙に浮いて」という意味があり、そこから「漠然とした」「未解決で」といった意味になります
これがリスニング音声で聞こえたらどうでしょう?知らなかったら空の上にと頭の中で認識して意味が分からず、こんがらがってしまうのではないでしょうか?
この手の「分からない」は知っているか知らないかという問題ですので、勉強中に出てきたら覚える、熟語帳で覚えるとすれば大丈夫です!
Struture(文構造)
3つ目はStructure、「構造」です!
こちらは文法や構文を含んでいて、日本語と異なる語順である英語を「戻り読み」せずに理解できるかが重要になってきます。
リスニングは聞こえてきた音を順に理解しないと戻り読みしている間に分からなくなってしまうため、対策としては様々な構文に慣れる、熟知しておく必要があります!
そのためには訳や解説をしっかり読み込んで理解するなどが必要になります!
英語が聞こえない原因は3つ
- 単語そのものや音のつながりで聞こえない→発生をまねる
- 単語の意味が分からず聞こえない→出てきたものはすべて覚える・熟語帳を覚える
- 戻り読みに慣れすぎて聞こえない→訳や解説を100%理解して英語のまま理解できるように
レベル別リスニングおすすめ勉強法
次ににおすすめのリスニングの勉強法についてレベル別でご紹介します!
この勉強方法を1つの長文に対してやりこむだけでもかなりの効果を見込めるのでぜひやってみてください!
- 1.精読と音読
- 2.オーバーラッピング
- 3.シャドーイング
- 4.ディクテーション
の4つになります!これは難易度順に精読と音読<オーバーラッピング<シャドーイング<ディクテーションとなっていますので、一つずつ確認しましょう!
精読と音読
リスニング問題を解いたりした後はまずスクリプトを見て精読して、意味を取り違えてしまったところはどこなのか、どんな単語を知らなかったかを3Sに沿って確認していきましょう!
そうすると3Sの中でも苦手な原因があるはずなので、その原因を重点的に復習しましょう
そしたら今度は音読を行います。音読はただ文字を追って音読するのも良いですが、できれば頭の中で意味を思い浮かべながら音読しましょう
そうすることで自分が読む速度で意味をとらえる練習をすることができるようになり、結果として意味をとらえるスピードが徐々に速くなっていきます!
意味は最初は日本語で大丈夫ですが、慣れてきたら徐々に英語のまま意味を取るようにしましょう。それが「英語を英語で理解する」ことへとつながっていきます!
また音読をするときに、単語の音がすべてわかるようになるまで練習しましょう!
音が分からないとリスニングできない原因となってしまうので、この原因は必ずつぶしましょう!
オーバーラッピング
スクリプトの発音が分かるようになったら次に、音声と一緒に音読してみましょう。これを「オーバーラッピング」といいます!
このオーバーラッピングによってよりネイティブに近い発音、速度で英語をとらえる練習をします!
この時に、音読をしたときに意識していた「意味を思い浮かべながら」というのをここでも意識して練習しましょう。そうすることでより速いスピードで意味を理解できるようになっていきます!
このオーバーラッピングをするときは自分の声が邪魔になってしまうことがあるので、イヤホンで音源を流しながら一緒に発音するとストレスなく練習できると思います!
シャドーイング
ここからはさらに練習したい人へ向けた英語の練習方法です!
こちらの「シャドーイング」は何も見ずに音声を聞き、その音声と同時に発音するという英語の練習になります!
このシャドーイングをするには、英語を聞き取る「リスニング力」、聞いた音を発音できる「発音力」、そして意味を考えながら発音できるような「早い英語の理解力」が必要になり、一気に難易度が上がります!
ですが難易度が高い分、何回も、できるようになるまで練習するとそれだけリスニング力も向上するので、最初は大変でツライかもしれませんがめげずに練習してみてください!
ディクテーション
最後にディクテーションです!
これは「音声が流れると同時に単語を書いていき、何度も聞いてスクリプトと同じ文章を完成させる」練習になります!
この練習によって、自分が聞き取れない音を明確にして、その聞き取れないところを優先的に練習できるような意識付けをすることができます!
また1分ほどの文章でも慣れていないうちは20回くらい聞いてようやく文章を完成させることができるので、それだけたくさんの音声を聞く練習にもなります!
ここからは具体的な方法を解説します!このディクテーションは
- 1文ずつ改行しながら書く
- 分からないところを重点的に取り組む
- スクリプトと見比べる
の3ステップで進めていきます!
まずは音声を通しで流しながら手元では1文1文で改行しながら単語を書いていきましょう。
10回ほどやると特に聞こえない文と、もう聞こえている文章が分かれてくるので、そうなったら聞こえてないところに音声を移動させて分かるまで繰り返し聞いてみましょう!
そうすることで聞こえないところを重点的に練習しながら文章を効率的に埋めていくことができます!
文章が完成したらスクリプトと見比べてみましょう!おそらく前置詞であったり、単語のつながりであったりが本来の文章と異なっていると思います。そこが「分からない」ところです!
この分からないところをチェックしたらスクリプトにチェックを入れ次に音声を聞くときに、その分からなかった部分を重点的に聞くようにしましょう!
勉強の進め方
まず上記の学習の進め方のイメージはこのようになります!
1.音読と精読 ⇒ 2.オーバーラッピング ⇒ 3.シャドーイング ⇔ 4.ディクテーション
ではこの4つのレベルの勉強方法をどのように進めていくかなのですが、まず問題を解いて自分がどれくらい解けたのかを確認しましょう!
確認をした時に全く音声が聞き取れなかったということであれば、1.精読と音読から始めましょう!
全然解けなかったけど、英単語は聞こえているのであればオーバーラッピングをして少しずつスピードに慣れる練習をしましょう
ある程度はわかるけどわからないところもチラホラあるのであればシャドーイングを基本の勉強にして、音声についていきながら意味を理解できるようになる練習を心がけるとよいでしょう
それでも細かなところが聞き取れないことがあればディクテーションを行い細かいところも読み取れるような練習をするのが良いと思います!
リスニング対策は
1.音読と精読 ⇒ 2.オーバーラッピング ⇒ 3.シャドーイング ⇔ 4.ディクテーション
の順にできてないところから始めよう!
まずはたくさん聞こう
最後にリスニング勉強において大切なことをとしてみなさんにお伝えしたいことがあります。それは
英語をたくさん聞くことからは逃れられない
ということです
どういうことかというと、英語は言語ですから理論だけでなく実践も大事になります。リスニングにおける実践とは、つまりたくさん英語を聞く「多聴」です!
僕が高校3年生の時に、学校の授業をいつも内職しているあまり真面目そうには見えない友人がいました。
ある日の朝、彼がイヤホンを置いて教室から出たときに真面目なところを見たことがなかったので「どんな音楽を聴いてるのかな」と思って聞いてみたら、英語のリスニング音声が流れていてとても驚いたことを覚えています。しかも彼はそのまま現役で東大に合格していったので、影での努力をしてたんだなと痛感しました。
何が言いたいかというと、できる人は「すき間時間で英語をたくさん聞いていた」ということです。
リスニングは英語をたくさん聞いてなんぼのものです。
ですが、たくさん聞くときに正しく意識しているだけで効果は大きく変わってきます!
ここまででお話ししたリスニングができない原因とリスニングの勉強法を使って、効率的にリスニング力をあげちゃってください!
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
リスニングの勉強は正確に聞けるようになるための勉強と、英語の音やスピードに慣れる勉強で取り組み方が変わってきます
そこを理解したうえでぜひリスニング教材や英語の音声に触れてみてください!
私がリスニングの勉強の1つとして使っているCoursera(コーセラ)についての記事は以下になるので、もしよろしければ覗いてみてください!
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