IELTSで6.0取るのは難しい?英語レベルと各セクションの難易度を解説!

IELTS

「IELTSのバンドスコア6.0ってどれくらいなんだろう??」ということが留学や英語資格を調べていると疑問に思うことがあると思います。

そこでこの記事ではIELTSバンドスコア6.0というのがどれくらいのレベル、難易度なのかが分かるように解説していきたいと思います!

まずは他の英語検定の比較などをした後に、Overall(総合点)で6.0をとるには、各4技能で6.0をとるにはについてお話していきます

これは私がIELTSでオーバーオール6.0をとった経験や、公式情報、参考書の情報などをまとめていきます!

この記事でわかること
  • 他の検定と比べたときにIELTS 6.0のレベルが分かる!
  • オーバーロールで6.0を取るにはどのような点数を各セクションでとればいいかが分かる
  • 各セクションで6.0を取るための対策方法
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IELTS 6.0のレベルは?

まずはじめにIELTSで6.0とはどれほどの難易度なのかを解説していきます!

IELTS公式の解説

まずは以下の公式サイトからの表をご覧ください

こちらはIELTSの公式サイトで実際に掲載されているスコアの解釈を説明した表になります

IELTSのバンドスコアは最高点が9.0で、0.5ポイントずつスコアが変わっていきますが、その中でIELTS 6.0というのは「有能なユーザー」となっています

不正確さ、不適切さ、誤解もみられるが、概ね効果的に英語を使いこなす能力を有する。特に、慣れた状況下では、かなり複雑な言葉遣いの使用と理解ができる。

IELTS公式サイト: https://ieltsjp.com/japan/about/about-ielts/ielts-band-scores

上記のように解説されていますが、6.0というのはおおむね「英語を頑張って勉強しているね!」というのがざっくりとして評価だと思われます

これは留学に課されるIELTSのスコアにも表れていて、欧米にある有名大学院への留学を考えている場合は6.0だと少し心もとなく、もう0.5~1.0ポイントは足切り点を超えるためには必要な点数になるのかと思います!

実際、勉強は頑張っているけど、英語に堪能かどうかはまだイマイチでもう少し頑張ってみようというくらいのレベルだと思うのがよいと思います

ですがだからといって勉強していないということはまったくなく、むしろきちんと勉強していてある程度結果が出ていると評価しているともいえます!

他の検定と比較

続いてこのIELTSの公式評価が他の英語試験だとどれくらいのレベルなのかについて解説したいと思います!

こちらは文部科学省による、各団体の英語資格のデータと英語能力の国際基準である「CEFR」との比較をした表になります

これによると、IELTS 6.0は英検でいうと準1級TOEFLだと72~94TOEIC L&Rだと785~となっています!

日本人平均

次に日本人の平均点についてです!

日本人の平均リーディングリスニング ライティングスピーキング
5.905.986.125.705.53
2021年の平均:https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance

これはIELTSの公式サイトで公表されている2021年の日本人の平均点になります!

日本人の平均点はリーディングとリスニングで6.0くらい、ライティングとスピーキングは5.5よりは高いとなっています

日本人の全人口の平均がこれほど高いとはすこし考えにくいので、この結果はおそらくしっかりと準備をしたうえで受験している人が多いのではないかと思います

このように日本人の平均は全体としては6.0にいくかいかないかという状況になっています!

バンドスコア6.0の取得例

最後にオーバーオール 6.0をとる例をお示ししたいと思います!

ケース1

まずは私が公式の模試を受けてスコアが6.0だった時の結果をお見せしたいと思います!

リーディングリスニングライティングスピーキング
6.56.05.55.0

オーバーオールは各セクションの点数を平均して、その点の小数点をもっとも近い0.5ポイント刻みのスコアに変換しています

私のスコアでは平均すると5.75ポイントとなるため、これを切り上げて6.0となりました

このスコアは受験英語をある程度やってきた人だとこんな感じになるのかなと思います

ちなみにこれを受けたときは、リーディングはしっかり対策して、リスニングはある程度、ほかは出題形式の確認のみといった感じで対策しました

ケース2

リーディングリスニングライティングスピーキング
6.06.05.55.5

こちらは様々なサイトで紹介されているスコアになります

これから勉強を始める人や始めたばかりの人はこのようなバランスよく勉強してみてはいかがでしょうか!

  • IELTS 6.0は準1級レベル
  • 各セクションで5.5から6.0を取る

リーディング

ここからは各セクションの6.0についてみていきたいと思います!

リーディング試験の概要

まずはじめにリーディングの試験はどのような形式なのかを確認していきましょう!

  • 試験時間 :1時間
  • 問題数  :40問
  • 長文の数 :3文
  • 長文の長さ:900~1000文字程度

このようになっております!

1時間で合計2500字以上読んだうえで40問解かなくてはいけないという点で、非常にタフなテストとなっています!

必要な正解率

続いて6.0をとるためのスコアについて解説します!

公式サイトより、6.0以上のスコアをとるには40問のうち23問以上の問題に正解する必要があるとあります

1長文あたり13~14問ほどあるので、およそ7問/13問、8問/14問の正解数を目指せばいいとなっています

ですが実際の試験では「後半の問題ほど難しい」や「ほかの2問はそこまで難しくなかったけど、1問だけすごい難しく感じた」といったことも考えられます

ですので、難しい問題で悩まず簡単な問題で7問から8問正解できるように問題を解いていき、最後に余った時間を使って見直しや解けていない問題について考えるとよいスコアが取れるのではないかと思います!

また時間が足りないよという方もいらっしゃると思います

その方は軽く問題に目を通してから本文を読み始めることで、問題の該当箇所に当たったら問題を解くといった要領で解けるので時間の節約につながります!

リスニング

続いてリスニングになります!

リスニング試験の概要

リスニング試験はどのような形式なのかを確認していきましょう!

  • 試験時間 :30分
  • 問題数  :40問
  • セクション:4つ
  • 試験の進行:各10問で、5問程度のところで一度解答する時間が与えられる
  • 問題内容 :内容把握やディクテーションなど形式は様々
  • 再生回数 :音声は1度のみ

このようになっております!

必要な正解率

公式サイトによると、リスニングでも6.0以上のスコアをとるには40問のうち23問以上の問題に正解する必要があるとあります

ですが音声が一度であるのでリーディングの時に比べ難しいのではないかと思います!

こういった難しい問題に対応するためにまず先読みをしましょう!

問題の先読み時間がIELTSでは与えられますが、その時にその大問の問題の半分ないしは全部を先読みをすることでどんな問題が出るのかがわかるだけではなく、音声のシチュエーションや内容が詳しくわかるのでより音声が頭に入りやすくなります!

また準備の段階では問題形式に慣れてきましょう

リスニングの問題形式はそこまで多くないですが、音声が1回かつ、よく作られているので簡単にはわからないようになっています。ですので事前準備としてたくさん練習を行うことで本番で苦手な出題形式が出たとしても対応できるようにしておきましょう!

最後にディクテーションのミスをなくすことを心がけましょう

リスニング試験ではディクテーション問題が少なくありません。ですがIELTSではスペルミスで容赦なく減点をされてしまいます。難しい単語のスペルを要求されることはあまり多くありませんが、ふだんからスペルにも気を配って勉強をするようにしましょう!

なので、①問題を先読みしたり、②問題形式に慣れる、③ディクテーションでのミスを少なくするなどで正答率をロスなく上げることができると思います!

ライティング

続いてはIELTSで最も難しいといわれるライティングです!

ライティング試験の概要

まずはライティングの試験形式についてみていきましょう!

  • 試験時間 :1時間
  • 問題数  :2問
  • 問題形式 :①グラフなどを説明する問題 + ②意見を述べる問題
  • 文字数  :①150文字以上 + ②250文字

というようになっています!

1時間で問題文を理解したうえでさらに400文字書かなくてはならないというリーディングよりもタフな試験になっています!

6.0をとるのに必要なこと

ライティングはリーディングやリスニングと異なり「何問正解」といった具体的なものがないので難しいのですが、ここでIELTSの採点基準について確認してみましょう!

ライティングは1問目と2問目で基準が若干変わるので、公式の表を載せられないのですが、2問で共通する事項をまとめると

  • 内容の一貫性
  • 語彙力
  • 文法の正確性

この3点が共通点として挙がっていました

内容の一貫性というのは、書かれている主張や説明が文中で変わったりしていないかや、接続詞などを使って文章がまとまっているかが見られます

語彙力は同じ単語を連発していないかや、難しい単語を使っているか

文法の正確さは、時制などの文法が正しく使えているかや、いろいろな文法を使っているか

といった点がそれぞれ採点されます!

これらの点をふまえて、少し難しい単語を使ってみたり、接続詞を使ってみたり、解答例を見て使ったことのない文法を使った文章を書いてみたり、少しずつ表現の幅を広げるといいと思います!

また積極的に添削などを受けて、有識者からどうすれば成績が上がるかなどアドバイスをもらうことも効果的だと思います!

スピーキング

最後にスピーキングについてです!

スピーキング試験の概要

それではスピーキングの試験がどのような形式で行われるかを確認しましょう!

  • 試験形式 :対面
  • パート数 :3パート
  • 試験内容 :①自己紹介 + ②スピーチ + ③ディスカッション

このようになっております!

単純に会話できるだけではなく、どれだけまとまった内容を自然に、流暢に話せるかも大事になってきます!

6.0をとるのに必要なこと

スピーキングもライティング同様、明確な数値化ができないのですがスコアの基準を公式が発表しているので確認してみましょう!

IELTS公式より

採点基準は

  • 流暢さと一貫性
  • 語彙力
  • 文法知識と正確さ
  • 発音

となっています!この基準をそれぞれ見てみるとスピーキングで6.0をとるには、

  • 流れるように話してほしいけど、いい直しもOK!
  • 語彙はある程度難しい単語を使ったり、簡単な言いかえを使える
  • いろんな文法は使えないけど、簡単な文章と難しい文章をそれぞれ話せて、間違えていても言ってることが分かる
  • ほとんどの単語で正しい発音ができる

といったようになっています!

このことから、いつもではなくても英語で話す機会を少なからず設けて、実際に話すことが大事かと思います!

これはオンライン英会話などを利用するのもいいかもしれません!

IELTSで6.0を取るには

ここまで各セクションごとに分析をしましたが、最後にどのような戦略を取ればいいかを考えてみたいと思います!

まずオーバーオールはすべてのセクションで6.0以上を取る必要はないので、まずは得意な分野を進めるのがいいのではないかと思います

そのうえでできるだけ苦手分野を作らないことが簡単に成績を上げることができると思います!

ちなみに私の場合はリーディングやリスニングをしながら、まずはスピーキングが日本人平均ぐらいまで練習する必要がありますね笑

   

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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